めくらない九九カード らくくカード

推薦者の声

推薦します 山本良和先生
山本 良和 昭和学院中学校・高等学校校長 (元筑波大学附属小学校算数教育研究部主任、元全国算数授業研究会会長、元日本数学教育学会理事)

かけ算は、たし算やひき算と違い、かけ算の式に対応する答えを覚えていない限りは式を見てもすぐに答えることができません。だから日本では、先人から伝承されてきた「九九」の唱えを使って答えを覚えているのです。かけ算の答えが瞬間的に言えるかけ算九九、これはいわゆる条件反射の一つですが、かけ算の「式」に対して九九の「唱え」をリズムよく言いながら「答え」を覚えていきます。大事なことは、九九を正しく確実に繰り返し唱えたり、答えを書いたりする練習です。この「めくらない九九カード」は条件反射の理論にも合致した有効な練習道具です。なかなか九九を覚えられない子どもにこそ是非使ってみてほしいと思います。

カードに込めた想い

めくらない九九カード らくくカード

足し算・引き算から、九九へ。
子どもの「できた」を途切れさせないために。

 特別支援の教室で出会った、1年生のT君。
算数が苦手でも、「わかりたい」という気持ちは誰より強い子でした。
足し算でも引き算でも、指を使ったり○を書いたりして、答えを出そうと一生懸命でした。そばで私の指を貸しながら支援しても、思うような結果が出ず涙する姿を見て、教具を探しました。しかし、思うようなものは見つかりませんでした。
 指を使っても答えが見つけられない子。指で答えを出せるようになっても、指計算から抜けられない子。そんな子どもたちはたくさんいます。
それなら、速く、簡単に、正確に答えを見つけられる教具を作ろう。
その思いから生まれたのが、クリア数図カードです。
 製作に時間がかかり、T君に使ってもらうことは叶いませんでしたが、試作品を現任校の子どもたちに紹介すると、予想以上の効果がありました。諸先輩や先生方、教材・印刷の関係者など、多くの方の助言をいただいて製品化しました。クリア数図カードは、私の最初の挑戦でした。

 そして第二弾として生まれたのが、めくらない九九カード「らくくカード」です。
足し算・引き算をクリアして、算数が楽しくなってきた子どもたちが、次につまずきやすいのが九九です。
九九を正確に覚えることは、その後の算数、そして数学へとつながる、とても重要な学びです。
 現場で見てきたのは、「カードをめくる」という小さな行動が、子どもの集中を途切れさせたり、ストレスになっている姿でした。答えを確かめるための動作が、かえって練習のリズムを壊してしまうこともある。だからこそ、めくらずに読んで、めくらずに唱えられるカードが必要だと考え、開発しました。
 ただし、九九は「覚えた」だけでは終わりません。
本当に大切なのは、使えるところまで支えることです。
順番どおりの上り九九を定着させたら、バラ九九で「バラバラでも答えを出せるか」を確かめる。
さらにプリントで習熟度を確認し、どの段でつまずいているかを見える化する。
 カードで練習して、プリントで確かめる。そこまでが、ひとつの学びだと私たちは考えています。

 T君に届かなかった想いを、次の子どもたちへ。
クリア数図カードで「わかる楽しさ」を取り戻した子が、九九でもつまずかないように。
 めくらない九九カード「らくくカード」には、そんな続きの想いを込めています。

ダイワ新田教材株式会社
代表取締役 新田 暢

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